2005年05月28日

番組ガイド:「ジェリコ」

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「ジェリコ」Jericho は、「0011/ナポレオン・ソロ」と同じくとアリーナプロとMGM−TVが共同で制作した。場面移動のアイキャッヤーが何となくナポソロに似てるでしょ。1966年にCBSから放映され、日本では1967年にテレビ朝日系で全16話が放映された60分の戦争スパイアクションドラマである。放映当時は大変な人気で終了後からTV局に再放送希望が殺到し土曜22時台で異例の再放送が行われた。第二次大戦下のヨーロッパ戦線を舞台に、連合軍最高司令部に属する米英仏の3人の情報将校がドイツ軍後方に潜入し、諜報活動や破壊工作に活躍する物語で、チームのリーダー=フランク・シェパード(ドン・フランクス)はアメリカ空軍大尉で破壊工作のベテラン、ガストン・アンドレ(マリノ・マッセ)は自由フランス空軍中尉で武器のエキスパートで女好き、ニック・ゲージ(ジョン・レイトン)は貴族出身ながら元サーカスの芸人で敵地潜入が得意。毎回、彼らによる危険任務(レーダー基地の破壊や要人救出など)が派手なアクションと共に描かれる。"ジェリコ"とは旧約聖書にも登場し9000年前からヨルダン川西岸に存在する世界最古の町の名前である。「タイムトンネル」でも描かれた"ジェリコの壁"は聖書の故事で"絶対に崩れない物"や"鉄壁の要塞"の喩えとされている。ドイツ軍の軍事ラインを"ジェリコの壁"と見立て、"壁"を崩すために選ばれた者たちを"ジェリコ"という暗号名で呼んだのである。「ジェリコ」の原案は「刑事コロンボ」のリチャード・レビンソンとウィリアム・リンクであるが、"ジェリコ"は実際に連合軍情報部が米英仏の情報将校から編成した特殊作戦部隊の暗号名だったそうである。ということは「ジェリコ」は実話に基づいて制作された番組(カッコよすぎるけど)とも云えるのである。シェパード大尉役のドン・フランクスは『フィニアンの虹』など、ゲイジ中尉役のジョン・レイトンは『大脱走』でおなじみである。

CAST:
フランク・シェパード大尉(ドン・フランクス):小林昭二
ガストン・アンドレ中尉(マリノ・マッセ):前田昌明
ニック・ゲージ中尉(ジョン・レイトン):山田康雄
ナレーター:浦野光

CD情報:
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Jericho & The Ghostbreaker(輸入盤CD)
「ジェリコ」と「The Ghostbreaker」の2番組のカップリング
posted by Rambaldi at 17:15| Comment(3) | TrackBack(1) | 番組ガイド:戦争・軍隊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中学生の頃にジョン・レイトンが好きで「ジェリコ作戦」は夢中で見ていました。以前スーパーチャンネルで放映していた時はCATVもスカパーも無かったので悔しい思いをしていました。今回30年ぶりにオープニングを見られてうれしいです。「ラット・パトロール」はDVDとか出るのに「ジェリコ作戦」は出ないのでしょうか?
Posted by ミセス・ゲージ at 2005年05月29日 22:37
確かに古い戦争ドラマのビデオ化というと「コンバット」くらいしか無かったわけで「ラット・パトロール」が出たんですから「ジェリコ」「特攻ギャリソン・ゴリラ」「頭上の敵機」「爆撃命令)」「ギャラント・メン」あたりもお願いしたいものです。
Posted by Rambaldi at 2005年05月29日 23:12
やはり古い戦争ドラマが観たいですね 最近古い映画などDVDが出てます ジェリコなどでないのでしょうか
Posted by  ヨシムラ at 2010年04月03日 12:12
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Tracked: 2004-12-03 02:28