2005年03月25日

番組ガイド:「エラリー・クイーン・ミステリー」 

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「エラリー・クイーン・ミステリー」Ellery Queen は、パイロット版TVムービー「エラリー・クイーンの冒険」Ellery Queen の好評によりTVシリーズ化され、1975年にNBCから放映され、日本では1978年にフジテレビから字幕スーパーで放映された60分のミステリドラマである。世界的に有名な探偵エラリー・クイーンは1950年代でも3度ドラマになっている。ミステリ作家と警視のクイーン親子が活躍する本格ミステリドラマである。プロデューサーは「刑事コロンボ」のリチャード・レビンソンとウィリアム・リンクで、クイーンの短編とオリジナル脚本を含めて映像化している。尚、番組誕生の経緯については「署長マクミラン」を参照のこと。

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1947年のニューヨークを舞台に売れっ子のミステリ作家エラリー・クイーン(ジム・八ットン)が、父親のリチャード・クイーン警視(デビッド・ウェイン)を助けて難解な殺人事件に挑戦する。父親は科学捜査による実践的なタイプ、息子は論理的ではあるがカンに頼るタイプである。しばしば捜査について論争が起きることもあるが名コンビであることに変わりはない。原作ものでは The Adventure of the Mad Tea-Party(邦訳題名:キ印ぞろいのお茶会の冒険)がある。大人達が子供の誕生パーティで催す"不思議のアリス"劇の練習をしていた。翌日、屋敷の主人は「いかれ帽子屋」の扮装のまま失踪してしまう。エラリーたちによる捜査の後、カメラに向かって "あなたには犯人がわかりましたか?" とエラリーが視聴者に挑戦するのである。すべての容疑者を一堂に集めて犯人の動機、殺害方法、そして真犯人をあばいていく。「刑事コロンボ」で倒叙ミステリに挑戦したレビンソンとリンクがエラリー・クイーンの原作とキャラを得て本格ミステリに挑戦したのである。しかし、傑作ミステリドラマも青春スターで売ったジム・ハットンにヒーローとしての魅力が不足しており、1シーズンで終了している。

サブタイトル:
01.Ellery Queen (パイロット版TVムービー)
02.The Adventure Of Auld Lang Syne
03.The Adventure of the Lover's Leap
04.The Adventure of the Chinese Dog
05.The Adventure of the Comic Book Crusader
06.The Adventure of the 12th Floor Express
07.The Adventure of Miss Aggie's Farewell Performance
08.The Adventure of Colonel Niven's Memoirs
09.The Adventure of the Mad Tea Party
10.The Adventure of Veronica's Veils
11.The Adventure of the Pharaoh's Curse
12.The Adventure of the Blunt Instrument
13.The Adventure of the Black Falcon
14.The Adventure of the Sunday Punch
15.The Adventure of the Eccentric Engineer
16.The Adventure of the Wary Witness
17.The Adventure of the Judas Tree
18.The Adventure of the Sinister Scenario
19.The Adventure of the Two-Faced Woman
20.The Adventure of the Tyrant of Tin Pan Alley
21.The Adventure of Caesar's Last Sleep
22.The Adventure of the Hard Hearted Huckster
23.The Adventure of the Disappearing Dagge
24.The Adventure of the Disappearing Dagger

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CAST:
エラリー・クイーン(ジム・ハットン)
リチャード・クイーン警視(デビッド・ウェイン)
ベリエ巡査部長(トム・リース)
この記事へのコメント
初めまして。TBもしました。
このシリーズ、1度でいいから見てみたい。。。
Posted by Yuseum at 2005年03月26日 02:07
私 当時12歳で見ていました!深夜放送でしたが…こっそりと(笑)ジム・ハットンに一目惚れしてしまいました。なので息子のティモシーを見た時に何とも言えず感動しました。ドラマはスマートで 今でも台詞やテーマ曲口ずさせますよ!

あーまた見たい。。
Posted by ジム・ハットン好き at 2009年11月15日 00:25
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エラリー・クイーンPerfect Guide
Excerpt: (画像をクリックするとbk1の詳細が見られます。) (飯塚勇三・編著、ぶんか社) 今年は作者エラリー・クイーンの生誕100周年! エラリー・クイーンといえば、本格ミステリの大御所! と言ってしまうと..
Weblog: ミステリ通信「みすみす」blog
Tracked: 2005-03-26 02:04