2006年07月09日

番組ガイド:「プロ・スパイ」「スパイのライセンス」 


It Takes A Thief Season 1 Credits

It Takes A Thief Season 2 Credits

It Takes A Thief Season 3 Credits
※YouTubeサイトでは画面左下のタイトルから検索してしください

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「スパイのライセンス」 It takes a thief は、1968年1月からABCで放映され、日本では1969年からTBSで放映されました。第1シーズンと第2シーズンが「プロ・スパイ」のタイトルで、再開時には第2シーズンの残りと第3シーズンが「スパイのライセンス」のタイトルで放映されました。以後「スパイのライセンス」のタイトルに統一されています。映画界からTV界へ進出を狙っていたロバート・ワグナーがスタイリッシュな泥棒スパイを演じて大ヒットした60分のスパイアクション・ドラマです。アレックス・マンディはスタイルと才能を持った泥棒でしたが、たった一度ミスをおかし逮捕されました。サンジョバル刑務所で服役しているマンディに、アメリカ政府の諜報機関SIAのノア・ベイン部長から申し出がありました。彼が政府のために泥棒の才能を使うなら、仮釈放され、監視つきではあるが普通に暮らせるというものでした。政府の仕事と云っても身分を変え、変装し、敵地に入り、お目当てのブツを頂戴してくるだけ。泥棒と違うのは自分の懐に入らないことでした。彼は申し出を受け入れ、ベイン部長の指示で危険なスパイ活動に従事します。監視役あるいは助手として、美人のSIA局員が付いてくるのでそっち方面にも才能を使うマンディでした。泥棒するブツは書類やマイクロフィルムだけではありません。SIAの作戦次第で宝石や王冠や絵画も盗むことになります。マンディの目が輝きますが、ベイン部長はスパイの親玉、彼を出し抜くのは至難の技です。同業者や敵のスパイもからみ、マンディのスパイ稼業も忙しく、危険も増えていきます。マンディのボスがウォーリー・パワーズ部長に替わった頃、伝説的大泥棒"パンサー"が復活します。"パンサー"とはマンディの父アリステア・マンディのことでした。アリステアは息子が政府お抱えの泥棒になったことを嘆きますが、そこはやはり父親です。窮地の息子をバックアップする見返りとして彼の待遇改善までパワーズ部長に要求します。この泥棒親子がタッグを組めば盗めないブツなどありません。アリステアは、幾度となくマンディを助けてくれます。第1〜第2シーズンの"泥棒スパイのマンディ"が第3シーズンになると"スパイのマンディ"になってきます。キャラクターの成長ということになるのでしょうが、以前のちょっとハメをはずしたマンディがロバート・ワグナーのキャラクターにも合ってて面白いかった。

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西洋の格言に"It Takes a Thief to Catch A thief"というのがあります。"泥棒に泥棒を捕まえさせる"の意味ですが、アルフレッド・ヒッチコックの映画『泥棒成金』の原題が"to Catch A thief"で、この番組の原題が"It Takes a Thief"です。洒落っ気一杯の物語を考えたのはコリア・ヤングです。「鬼警部アイアンサイド」もそうですが、コリア・ヤングは視聴者受けする設定づくりが上手です。映画『ピンクの豹』などでソフィスティケッドな役柄が似合っていたワグナーのマンディ役はぴったりはまっていました。マラチ・スローン扮するベイン部長は第1シーズンのみで、第2〜第3シーズンはエドワード・ビンス扮するウォーリー・パワーズ部長が登場し、第3シーズンにはジョン・ラッセル扮するドーバー部長も登場しました。アリステア・マンディに扮したフレッド・アステアは第2シーズンの3エピソードと第3シーズンの1エピソードしか登場しませんが、キャラクターのインパクトは強烈です。スーザン・セイント・ジェームスは美人宝石泥棒のチャーリー・ブラウン通称チャック役で3シーズン通して4エピソードに登場しており、マンディの裏をかいたり、協力したりと絶妙のコンビでした。ゲスト出演者もフェルナンド・ラマス,ビル・ビクスビー,リカルド・モンタルバン,ノエル・ハリソン,ロイド・ボックナー,バリー・サリバン,ジョン・サクソン,レスリー・ニールセン,サイモン・オークランド,アール・ホリマン,ベティ・デイビス,スザンヌ・プレシェット,スージー・パーカー,キャロル・リンレイ,ジェシカ・ウォルター,キャサリン・クロフォード,リンダ・ディ・ジョージなど豪華な顔ぶれです。後に「探偵ハート&ハート」で共演するステファニー・パワーズや番組当時ワグナーと交際していたクリスティナ・シナトラもガールフレンド役で出演しています。また、『ピンクの豹』つながりでピーター・セラーズも特別出演しています。第1話[目標は万国博会場]はアメリカでは90分版なので日本では編集された形での放映でした。「プローブ捜査指令」のプロデューサー=レスリー・スティーブンスが脚本・演出を担当しており、仮出所からモントリオール万博会場での泥棒シークエンスまで話の面白さとスピーディな展開で楽しめるエピソードです。テーマ曲は「ネーム・オブ・ザ・ゲーム」と同じくデイブ・グルーシンが担当しています。ロバート・ワグナーを吹き替えた城達也氏はグレゴリー・ペックが持役でしたが、この番組以降「コルディッツ大脱走」「華麗な探偵ピート&マック」「探偵ハート&ハート」とロバート・ワグナーの声として定着しました。マラチ・スローンをアテた小林昭二氏は頑固で狸のベイン部長を好演していました。

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CAST:
アレックス・マンディ(ロバート・ワグナー):城達也
ノア・ベイン部長(マラチ・スローン):小林昭二
ウォーリー・パワーズ部長(エドワード・ビンス):木村幌
ドーバー部長(ジョン・ラッセル)
アリステア・マンディ(フレッド・アステア):立岡晃

DVD&ビデオ情報:

「It Takes a Thief」Pilot(アメリカ版VHS)※TVシリーズ第1話
posted by Rambaldi at 18:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 番組ガイド:スパイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
偽マンディ出現の回で一件落着の後、べイン部長が「本当に貴様の仕業だったら証拠なんて出て来ないさ」すかさずマンディが「じゃあどうやって俺を捕まえた、起訴して立件まで持ち込めたんだ」べイン部長はしらっと「でっち上げさ」(笑)でも結構血も涙もあるキャラクターでリカルド・モンタルバン、ゲストの時にはマンディに「見直したぜ」と言わせてますね。
Posted by ブラックケンケン at 2004年08月19日 21:04
泥棒仲間に仁義を立てる男気のマンディを描いたエピソードがいくつかありましたね。「CIA:ザ・エージェンシー」見てると証拠のでっちあげなんか日常業務ですからSIAのベイン部長なら簡単かも。
泥棒といえば、いずれプレミアテレビで紹介する泥棒スパイアクションドラマ「Thieves」という番組があります。男女ペアの泥棒ジョニーとリタは、FBIによって捕えられますが、釈放を条件に政府から「紛失、消失した物」を回収する任務にあたります。2001年にABCから10エピソード放映されて終了しています。
Posted by ランバルディ at 2004年08月28日 10:27
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