2006年05月02日

番組ガイド:「ディズニーランド」



「ディズニーランド」Disneyland は、1954年にABCから放映され、日本では1963年から日本テレビ系で金曜夜8時台にプロレス中継と交互に隔週放映されている。「ディズニーランド」はウォルトディズニースタジオが始めてテレビ界に進出した作品で、ウォルト・ディズニーが目指した"夢と魔法の王国"への第一歩となった。眠れる森の美女の城が移り、ティンカーベルが光の粉をまきながら画面を飛びまわるオープニングが懐かしい「ディズニーランド」は遊園地と同様に"未来の国""おとぎの国""冒険の国""開拓の国"と4つに分かれ、毎回これらの国のエピソード、例えば"未来の国"なら火星探検とか、"おとぎの国"ならドナルドダックとか、"冒険の国"なら野生動物とか、"開拓の国"なら「デイビー・クロケット」とかが放映された。ただし、プロレス中継と交互に隔週ということは、"未来の国"は2ヶ月に1回しか見られないということで、プロレス中継なんか雨で中止になれば(ならへんならへん)と祈っていたのは僕だけではなかったはず。番組冒頭に登場して視聴者に語りかけるウォルト・ディズニーの笑顔が忘れられない。"おとぎの国"では真夜中に馬で駆けてくる首なし騎士(これは映画『スリーピーホロウ』と同じ原作)が怖かった、"未来の国"では宇宙船が出てくる「火星探検」に興味深々、"開拓の国"では主題歌も懐かしい西部劇「デイビー・クロケット」、"冒険の国"ではすさまじい大自然の脅威を描いた「台風マリア」や一匹の虎猫の成長をセミドキュメンタリータッチで描いた「虎猫ジョーカーの冒険」などずっと記憶に残ってるエピソードがある。番組のラストでは公開間近の劇場映画『うっかり博士の大発明/フラバア』『三匹荒野を行く』『脱線アシカ騒動』『白馬奪回作戦』『南海漂流』『ポリアンナ』『猛犬ご注意』『まぼろし密輸団』(主演はパトリック・マクグーハン)などの予告編も放映していた。



ホスト(ウォルト・ディズニー):小山田宗徳
ナレーター:黒沢良

ビデオ&DVD:
「Disneyland Anthology 懐かしのTV番組『ディズニーランド』特別保存版」という国内版VHSがある。1954年にABCで放映されたフィルムからセレクトされた"4つの国のエピソード"が収録されている。ウォルト・ディズニーによるエピソードの解説も入ったタイムカプセルのようなビデオソフトである。

 

1:ザ・ディズニーランド・ストーリー
2:"開拓の国"より「アロング・ザ・オレゴン・トレイル」
3:"おとぎの国"より「ドナルドダックの1日」
4:"おとぎの国"より「漫画の魔術」
5:"未来の国"より「火星とその彼方」
6:"冒険の国"より「ツンドラにトナカイを追って/ワニのいる秘境」
amazon.co.jpでは在庫切れとなっているが、ディズニーのサイトでは購入が可能である。
URL:http://club.buenavista.jp/disney/product/index.jsp?cid=122
この記事へのコメント
50代後半ですがこのオープニングが懐かしくて泣いてしまいました。ありがとうございます。
Posted by 山ピー at 2006年05月19日 12:24
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