2004年08月24日

番組ガイド:「プローブ捜査指令」



「プローブ捜査指令」 Search は、1972年2月に放映されたパイロット版TVムービー「SF・コンピューターマン」 Probe からTVシリーズ化され、同年9月からNBCで1シーズン放映された。日本ではテレビ朝日系「土曜映画劇場」枠で「SF・コンピューターマン」が放映され、1974年10月から同局の深夜枠で放映された60分のハイテク探偵アクションドラマである。



ニューヨークはマンハッタンの超高層ビルの地下にWSC(世界安保機構)の本部がある。WSCはバーネット博士が設立した国家,企業,個人から依頼を受けて捜査活動を行う民間の調査会社である。プローブとはWSCのプローブ部門の捜査員=プローブメンバーのことで"消失した人物や物品の捜索及び回収"を行っている。《プローブ1》ことヒュー・ロックウッドはプローブメンバーのリーダー格で全てのタイプの依頼を扱います。《オメガプローブ》ことニック・ビアンコは組織犯罪が専門です。《予備プローブ》のC・R・グローバーは他のメンバーが任務を遂行できない場合に出動します。

 
《プローブ1》 ヒュー・ロックウッド
 
《オメガプローブ》 ニック・ビアンコ
 
《予備プローブ》 C・R・グローバー

ミニカメラ

プローブメンバーは全員が"ミニカメラ"と呼ばれる高性能スキャナーを携帯している。ミニカメラは通常、ネクタイピン,ペンダント,指輪などに偽装している。ミニカメラを通しての分析活動や遠隔操作(例:ドル紙幣を顕微鏡レベルで分析,シルエットや指輪から人物を特定,グラスの水を毒物反応検査,相手の心拍数から嘘かどうか判断,暗闇での赤外線誘導,殴られて気絶した場合に電気ショックを与え覚醒など)が可能である。耳の後ろに埋め込まれたレシーバーで本部からの通信を受け、周りに人がいたり会話できない場合は奥歯に埋め込まれた装置で信号音(ピコorピコピコ)を返すことができる。


バーネット博士  キャメロン  キーチ  クロダ

グリフィン  カルロス  グロリア

プローブの捜査はプローブメンバーの個人能力+ミニカメラによる分析活動+プローブコントロールによるリアルサポート+キャメロンの統括能力にかかっている。プローブコントロールではジニー・キーチ(コンピューターネットワークによる情報分析)、シュシュ・クロダ(情報整理及び追跡調査)、アルバート・グリフィン博士(同時通訳と言語学の権威)、カーロス・ロボス(脳波,超音波,赤外線等の遠隔操作)、エミー・マードック(メディカルドクター)、グロリア・ハーディング(シニアテクニシャン)らのスペシャリストがプローブメンバーをサポートする。


モニタースクリーン

プローブコントロール

「プローブ捜査指令」はミニカメラが主役と云えなくもないが、番組の面白さは主人公たちがハイテクのミニカメラを存分に使いこなし、個人プレイとチームプレイの融合が任務の達成につながるあたりであろう。話のテンポもよくユーモアもあって優れたエンターテイメントだと思う。ロックウッド編の輸送機や月の石の捜索、ビアンコ編の幻の殺し屋や偽札原版の捜査、グローバー編の殺人結社や電子爆弾メガトランスの追跡など3人の個性が現れた物語が展開する。3人が共演するエピソードはひとつも無い。NBCでの放映はロックウッド,グローバー,ビアンコのエピソードがバラバラに放映された。テレビ朝日での放映はで各キャラクターのエピソードごとにまとめて放映した。出演は「保安官ワイアット・アープ」のヒュー・オブライアン、「ネーム・オブ・ザ・ゲーム」のトニー・フランシオサ、「バージニアン」のダグ・マックルア、「バットマン」のバージェス・メレディス、『ブラックエース』のエンジェル・トンプキンスなど。「チャーリーズ・エンジェル」以前のシェリル・ラッドがスペシャリストのエミー・ラブ役で3エピソードに出演している。ゲスト出演者はビル・ビクスビー,ステファニー・パワーズ,エドワード・マルヘア,リンダ・クリスタル,マラチ・スローン,ジェームズ・グレゴリー,エド・ネルソン,バート・コンビイなど。ドミニク・フロンティアによる軽快なテーマ曲はコンピューター画面を意識したオープニングタイトルと共に評判が良かった。



サブタイトル:
 <ロックウッド編>
01.浮かび出た銃殺死体
02.消えた輸送機
03.秘宝の行方
04.月の石奪回作戦
05.国境の壁は高かった
06.幻の英雄タレント候補
07.誘拐劇が死を招く
08.海底ビールスの恐怖
 <グローバー編>
09.電子爆弾メガ・トランス
10.黒幕と煙幕
11.ハネムーンは血の臭い
12.請け負いますクーデター
13.死の口座番号
14.再興・悪魔の暗殺団
15.狂った復讐鬼
 <ビアンコ編>
16.世界経済大混乱
17.幻の殺し屋
18.シンジケート世界統一
19.狂気の孤島
20.100万ドル金塊強盗団
21.国際スパイ団暗躍
22.心臓をえぐれ!
23.死のパッケージツアー

CAST:
ヒュー・ロックウッド(ヒュー・オブライエン):家弓家正
C・R・グローバー(ダグ・マックルア):仲村秀生
ニック・ビアンコ(トニー・フランシオサ):広川太一郎
V・C・R・キャメロン(バージェス・メレディス):真木恭介
グロリア・ハーディング(エンジェル・トンプキンス):麻上洋子
バーネット博士(フォード・レイニー)DVD&ビデオ情報:

 ←「SFコンピューターマン」Probe (アメリカ版VHS) 廃版


この記事へのコメント
オメガプローブ、二ック・ビアンコの回が好きでした。特にエドワード・マルヘアが二ックの育ての親のプローブ用員としてゲスト出演する「アイスマン」のエピソードが良かったですね。後昔の恋人の現在の恋人、壊れた科学者に二人の仲を邪推され罠だらけの孤島に連れて行かれたり(笑)トニー・フランシオサは他の二人と比べて動きも良かったしハードな雰囲気が出ていた様に思います。
Posted by ブラックケンケン at 2004年06月08日 21:10
ステファニー・パワーズと偽札原版を探す[世界経済大混乱]やプローブに対抗する犯罪組織が出てくる[シンジケート世界統一]とか正体不明の暗殺者と戦う[幻の殺し屋]とかビアンコ編は好きなエピソードばっかりです。ロックウッド編の[秘宝の行方]とか[月の石奪回作戦]とかグローバー編の[電子爆弾メガトランス]とかも好きなんですけどね...「プローブ捜査指令」はやっぱ面白かったよなあ。
Posted by ランバルディ at 2004年06月08日 22:37
「幻の殺し屋」=アイスマン=エドワード・マルヘアでラストの対決シーンで「君を訓練し過ぎたな」「それが最大の間違いさ、アイスマン」と確かトニー・フランシオサが言って駐車場内でトンボ切るんですよ(笑)警戒厳重の筈のコントロールセンターの中が簡単に忍び込めてキャメロンが誘拐されるエピソードは子供心にもちょっとと思ったりもしましたが、これはグローバー編でした。
Posted by ブラックケンケン at 2004年06月10日 20:59
 本当に面白い番組でした。
 当時としては斬新な感じのオープニングタイトルとテーマ音楽。コントロールセンターがプローブのメンバーの血圧、脈拍、アドレナリンと常時監視しているとは・・・。
 こんな面白い番組が、なぜゴールデンの全国ネットで放送されなかったのか、やはり、時代が悪かったとしかいいようがありません。
 地元サンテレビでの73年、79年の2回の放送が2回ともオイルショックによる深夜放送自粛にぶつかってしまい、1回目は午後4時台に移行、2回目はそのまま打ち切りと、
不運な番組と言えましょう。特に1回目の放送の際、当時中学生で、「校内球技大会」なる苦痛としか言いようがない学校行事のため2週連続で見られなかった悔しさが30年以上たった今でも忘れられません。なぜあの時ビデオがなかったのか。ぜひともDVD化に期待したいところです。
Posted by クエール at 2004年08月08日 00:15
かなり以前に、UHF局での再放送を偶然見て、いきなりハマッてしまいした。
探索者(プローブ)とコントロールセンターという関係は、かっての『タイムトンネル』をも彷彿とさせますが、ストーリー、音楽、登場人物、と三拍子揃っていたこの番組が、何でヒットしなかったのか不思議です。
LDにもなっていない様だし、是非ともDVD化して欲しいものです。
Posted by momotarou at 2004年08月29日 19:52
昨今は小学生でもMPEG保存とかしてますが、四半世紀前の「プローブ捜査指令」のコンピューターネットワークを介した動画のデータベースなんてまさにSFでしたもんね。インターネット時代の今見ても十分面白い番組だと思います。
Posted by ランバルディ at 2004年08月30日 11:16
小学生だったからよくは覚えてないけど、ネット越しに覚醒させたり、キーロックを解除したりで、子供心にも、スゲー! と思いました。
衛星ネットをも使ってたかな?

攻殻にまでつながるネットワークSF(そんなジャンルはないか ^_^; )の先取り作品だと思います。
ちなみに、寺沢武一のゴクウを見たとき、思いっきりアイディアを拝借していたように感じました。
Posted by Toy. at 2006年01月07日 16:17
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