2005年07月23日

海外ドラマこぼれっ話:昔は海外ドラマの漫画があった

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<海外ドラマの漫画>というマニアックなジャンルがある。海外ドラマである以上、日本の漫画家による作品である。番組の放映時期に合わせてTV局とのタイアップで少年漫画誌に連載されたものである。松本あきら名義で松本零士が【日の丸】に連載した「ララミー牧場」あたりが最初だろうか。松本零士にはウェスタンやガンをテーマにしたものも多いので、この選択は間違ってはいないが、ジェスやスミスのキャラクターよりガンファイトやストーリー性を重視した松本零士版「ララミー牧場」であった。このジャンルで一番有名なのは、さいとうたかをが【冒険王】に連載した「0011/ナポレオン・ソロ」であろう。さいとうたかをは【ボーイズライフ】に『007』を連載していたこともあってスパイ物のナポソロも手がけたらしい。ロバート・ボーンよりガッシリしたソロと、デビッド・マッカラムよりお茶目なイリアというのは、番組ファンにはNGかもしれないが、オリジナルのスパイストーリーは『ゴルゴ13』に繋がる作品となった。【冒険王】には『スーパージェッター』でおなじみの久松文雄が少年ガンマン風の「0088/ワイルド・ウェスト」を連載していた。

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【まんが王】には影丸譲也が「ラット・パトロール」を、桑田次郎(桑田二郎)が「インベーダー」を連載している。「ラット・パトロール」は冒険アクション要素が濃い作品になっていた。「インベーダー」はデビッド・ビンセントが日本を舞台にインベーダーの陰謀に立ち向かう物語になっている。『8マン』『キングロボ』『超犬リープ』と代表作にSF漫画が多い桑田次郎のアメコミ風の絵は、桑田次郎版「インベーダー」であっても十分に楽しめるものだった。また、桑田次郎は【少年画報】に「バットマン」を連載しており、シャープなバットマンとロビンはカッコよかった。「グリーン・ホーネット」は、あすなひろしが【少年】に連載している。江波譲二は【少年サンデー】に、朝丘光志は【少年ブック】に「キャプテン・スカーレット」を連載している。「タイム・トンネル」は【冒険王】に連載されていたが、漫画家が毎月交替しているのが特長であった。小沢さとるは第七騎兵隊をあつかっていたが、堀江卓、桑田次郎らはオリジナルな物語を描いている。「0011/ナポレオン・ソロ」は全3巻の単行本となっているが、他の作品は版権の問題があり、簡単に復刻できそうもない。


posted by Rambaldi at 00:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 海外ドラマこぼれっ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。興味深く読ませていただきました。
一つ質問なのですが、『グリーンホーネット』にあすなひろし版が存在するのでしょうか。少年に連載された分を全て確認したわけではありませんが、自分の記憶では山崎とおるが描いていたように思うのですが。ソースを教えていただければ幸いです。
Posted by oyoyolog at 2005年08月08日 10:43
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