2006年07月11日

番組ガイド:「美女と野獣」


Beauty and the Beast TV Theme

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「美女と野獣」Beauty and the Beast は、1987年〜1990年にCBSから放映された60分のファンタジードラマである。日本では1990年にNHK−BS、1996年にテレビ東京から継続分が放映されている。舞台は現代のニューヨーク、犯罪者に襲われセントラルパークに置き去りにされた美人弁護士キャサリンは、瀕死のところを長身で黒マント姿のライオンの顔を持ったヴィンセントという男に助けられる。ヴィンセントは自分が暮らすマンハッタン島の地下世界に張り巡らされた洞窟にキャサリンを運び彼女を介抱する。ビンセントは異形であるため人目を避けて生きているが、恐ろしい外見に似合わず、繊細で優しい心と教養を持っていた。こうして違う世界に暮らしながら友情や愛より強い絆で結ばれているヴィンセントとキャサリンのロマンティックな物語がはじまる。キャサリンに危機が迫るとそれを感じとったヴィンセントが地上にいる彼女の前に現われて彼女を救うナイトぶりが好評であった。キャサリンには映画『ターミネーター』のリンダ・ハミルトン、ヴィンセントには『エイリアン4』『ヘルボーイ』のロン・パールマンが扮している。

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CAST:
キャサリン・チャンドラー(リンダ・ハミルトン):高島雅羅
ヴィンセント(ロン・パールマン):ささきいさお
ジェイコブ・ウェルズ(ロイ・ドトリス):小林勝彦

DVD&ビデオ情報:
「ニューヨークの美女と野獣 序章〜運命の出会い/真実の愛」
「ニューヨークの美女と野獣〜ハロウィーンの仮面/セントラルパークの野獣狩り」
「ニューヨークの美女と野獣〜オルフェの唄/黒魔術の呪い」
「ニューヨークの美女と野獣〜クンフードラゴン/地底の錬金術師」
「ニューヨークの美女と野獣〜将来の約束/黄金仮面の怪人」
〜ポニーキャニオン(国内版VHS)廃版

「Beauty and the Beast, Episode 1: Once Upon a Time in New York」(アメリカ版VHS)

2006年06月02日

番組ガイド:「怪獣島」

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「怪獣島」H.R.Pufnstuf は、1969年にNBCで放映された30分のファンタジーミュージカルで放映時間が土曜日の午前中ということで典型的なアメリカの子供ショー番組である。日本では1971年にテレビ東京から放映されている。映画『小さな恋のメロディ』のジャック・ワイルド扮するジミー少年は、話すことができる魔法の笛フレディに導かれボートに乗って冒険の旅にでます。たどり着いたのは怪獣や動物や植物たちが言葉を話し、恐ろしい魔女たちが住む怪獣島ことリビング島でした。(怪獣といってもぬいぐるみで島といってもスタジオのセットです)魔女ウィッチエプーは魔法の笛を狙っていろいろと悪企みを仕掛けてきます。ジミーは島の市長である6本足のドラゴンH.R.Pufnstufと一緒にリビング島の住人を守るために戦うのでした。なお、劇場版として『怪獣島の大冒険』Pufnstuf が製作されている。

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人気キャラだったらしくこの二人との共演もあったらしい

CAST:
ジミー(ジャック・ワイルド)
市長(ロバート・ガモレット)
ウィッチエプー(ビリー・ヘイズ)
魔女のボス(マーシャ・レイ)
グーギー・ゴファー(ビリー・バーティ)

ビデオ&DVD情報:

H.R. Pufnstuf - The Complete Series (アメリカ盤DVD)

2005年12月17日

番組ガイド:「悪魔の異形」

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「悪魔の異形」Hammer House of Horror は、1980年にITVで放映され、日本では1984年にフジテレビから放映された60分のホラーアンソロジードラマである。『フランケンシュタインの逆襲』『吸血鬼ドラキュラ』など数々のホラー映画を生み出してきたハマーフィルムは、1970年代末に経営が悪化し映画の制作を中止、債権者の手に渡ってしまう。再建策として150本を超えるフィルムライブラリーの活用とホラーTVドラマ「悪魔の異形」Hammer House of Horror を制作することになった。制作予算の関係で歴史的建築物バッキンガムシャーのハンプデン・ハウスを中心に撮影が行われ、現代を舞台に呪いや魔女,幽霊や悪魔といった超自然のテーマでオーソドックスな13の恐怖が描かれた。ハマー作品でおなじみのピ−ター・カッシングをはじめジョン・フィンチやデンホルム・エリオットなど英国の名優や007役者ピアース・ブロスナンとティモシー・ダルトンもゲスト出演している。

サブタイトル:
01.鏡の底に悪魔が
02.魔女の復讐
03.カラパチアの呪い
04.血の流れる家
05.戦慄の叫び
06.天使たちの伝説
07. サイコの爪
08.ウサギの詩
09.人形の爪
10.13回目の晩餐
11.地獄の刻印
12.美の迷路
13.疑惑の弾痕

DVD&ビデオ情報:

「悪魔の異形」コンプリートDVD−BOX(国内盤DVD)

2005年12月12日

番組ガイド:「ショック!」

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「ショック!」Shock Theater は1930年〜40年代にユニバーサル映画が制作したホラー映画の数々をTV用に再編集した60分番組で1957年からシンジケーション局で放映され、日本では1964年にテレビ朝日から放映された。ボリス・カーロフの『フランケンシュタイン』をはじめ、ベラ・ルゴシの『魔人ドラキュラ』、ロン・チャニー・Jrの『狼男』や『ミイラの墓場』などがビデオのなかった時代の茶の間に悲鳴を上げさせた。続編として Son of Shock Theater も制作されている。

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Shock Theater 登場作品
The Black Cat
Calling Dr. Death
The Cat Creeps
Chinatown Squad
Danger Woman
A Dangerous Game
Dead Man's Eyes
Destination Unknown
Dracula
Dracula's Daughter
Enemy Agent
Frankenstein
Frankenstein Meets the Wolf Man
The Frozen Ghost
The Great Impersonation
Horror Island
House of Horrors
The Invisible Man
The Invisible Man Returns
The Invisible Ray
The Last Warning
The Mad Doctor of Market Street
The Mad Ghoul
Man Made Monster
The Man Who Cried Wolf
The Mummy
The Mummy's Ghost
The Mummy's Hand
The Mummy's Tomb
Murders in the Rue Morgue
The Mystery of Edwin Drood
The Mystery of Marie Roget
Mystery of the White Room
Night Key
Nightmare
Night Monster
Pillow of Death
The Raven
Reported Missing!
Sealed Lips
The Secret of the Blue Room
Secret of the Chateau
She-Wolf of London
Son of Dracula
Son of Frankenstein
The Spider Woman Strikes Back
The Spy Ring
The Strange Case of Doctor Rx
Weird Woman
Werewolf of London
The Witness Vanishes
The Wolf Man

Son of Shock Theater 登場作品
Before I Hang
Behind the Mask
The Black Room
The Boogie Man Will Get You
The Face Behind the Mask
Island of Doomed Men
The Man They Could Not Hang
The Man Who Lived Twice
The Man with Nine Lives
Night of Terror
The Devil Commands
Black Friday
Bride of Frankenstein
Captive Wild Woman
Ghost of Frankenstein
House of Dracula
House of Frankenstein
The Invisible Man's Revenge
Jungle Captive
The Mummy's Curse

2005年11月16日

番外編:オカルト探偵デビッド・ソレル「鏡と悪魔」「悪の祭典」

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TVムービー黎明期の1969年に制作された2本のホラーTVムービー「鏡と悪魔」Fear No Evil と「悪の祭典」Ritual of Evil に登場したのが超心理学者デビッド・ソレルである。オカルティズムにも詳しいソレルが、「鏡と悪魔」では古い鏡に棲んで人を呼び寄せる恐るべき光の悪霊に敢然と立ち向かい、「悪の祭典」ではルシファー像を使った黒魔術による遠隔殺人を論理力と行動で暴いていく。前者はリチャード・アラン・シモンズが創造したキャラクターをガイ・エンドアの原作をベースに映像化したもので、後者はロバート・プレスネル・JrによるTVオリジナル脚本である。ソレル役には映画『007/オクトパシー』のルイ・ジュールダンが扮し、ウィルフレッド・ハイド・ホワイト扮する恩師ハリー・スノードン卿の助力を受けながら邪悪な存在と対決していく。

CAST:
デビッド・ソレル(ルイ・ジュールダン)
ハリー・スノードン卿(ウィルフレッド・ハイド・ホワイト)

2005年11月06日

番組ガイド:「ミステリー グースバンプス」

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「ミステリー グースバンプス」Goosebumps は、子供向けホラー小説で有名なR・L・スタインの"グースバンプス"シリーズをカナダのプロトコルエンターテインメントがTVドラマ化した30分のホラーアンソロジードラマである。アメリカでは1995年にKIDSFOXから放映され、日本では1998年にNHK教育から放映された。吸血鬼やミイラ、幽霊屋敷やハロウィンといった怖い物語が毎回登場した。

CAST:
ナレーター:坂口芳貞

DVD&ビデオ情報:

Goosebumps: Scary House(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: How I Got My Shrunken Head(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: Cry of the Cat(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: Chillogy(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: Ghost Next Door(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: Night of Living Dummy 3(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: Welcome to Dead House(アメリカ盤DVD)

Goosebumps: Haunted Mask 2(アメリカ盤DVD)



































番組ガイド:「エルム街の悪夢/ザ・シリーズ」

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Freddy's Nightmares は、1988年から2シーズンにわたってシンジケーション局から放映された60分のホラーアンソロジードラマで、日本では「フレディの悪夢」のタイトルでビデオリリースが先行し、WOWOWでは「エルム街の悪夢/ザ・シリーズ」として放映された。ホラー映画『エルム街の悪夢』シリーズの殺人鬼フレディーがストーリーテラーとして、毎回恐怖と戦慄に満ちた物語を紹介する。フレディー誕生の秘密が明かされるエピソードもある。

CAST:
ストーリーテラー=フレディー・クルーガー(ロバート・イングランド)

DVD&ビデオ情報:
「フレディの悪夢」1〜8(国内版VHS)

Freddy's Nightmares: No More Mr. Nice Guy(アメリカ版VHS)
Freddy's Nightmares: Freddy's Tricks and Treats(アメリカ版VHS)
Freddy's Nightmares: Lucky Stiff(アメリカ版VHS)
Freddy's Nightmares, It's My Party and You'll Die if I Want You To(アメリカ版VHS)
Freddy's Nightmares: Dreams That Kill(アメリカ版VHS)

2005年09月17日

番組ガイド:「世にも不思議なアメージング・ストーリー」「新・世にも不思議なアメージング・ストーリー」

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「世にも不思議なアメージング・ストーリー」Amazing Stories は、「ミステリー・ゾーン」を見て育ち、「四次元への招待」を演出した経験を持つスティーヴン・スピルバーグが、エグゼクテイブプロデューサーをつとめた30分のファンタジー系アンソロジードラマである。1985年9月からNBCで2シーズン放映された。日本では1987年に第1シーズンから[最後のミッション][パパはミイラ][真夜中の呪文]の3話が『世にも不思議なアメージング・ストーリー』として劇場公開された。TVよりビデオが先行し8巻までリリースされているがDVDは日米ともに未発売である。TVは1990年から日本テレビの洋画劇場枠で断続的に放映され、その後は関東ローカル枠で「新・世にも不思議なアメージング・ストーリー」として放映された。

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ファンタジーといってもハートウォーミングなエピソードが多いが、ホラーやブラックユーモア、スラップスティックやアニメまでバラエティ豊かなラインナップがある。75年前に脱線事故を起こした列車が今夜おじいさんを迎えにくる[幽霊列車]、車輪が出ず胴体着陸に挑む爆撃機の危機を描いた[最後のミッション]、鏡をみると化け物が現れ襲ってくるが振り返ると何もいない[鏡よ、鏡]、もらい物のテレビから番組キャラクターがどんどん飛び出し、超人ハルクが暴れ、ナイト2000が壁を突き破って大騒ぎになる[リモコン親父の逆襲]は、TVオタクのスピルバーグらしい脚本・演出のエピソードである。ゲストスターはケビン・コスナー,グレゴリー・ハインズ,クリストファー・ロイド,キーファー・サザーランド,ジョン・リスゴー,デビッド・キャラダイン,ドリュー・バリモア,マーク・ハミル,チャーリー・シーンらが出演している。演出もロバート・ゼメキス,ピーター・ハイアムズ,マーティン・スコセッシ,トビー・フーパーなど大物監督の他にバート・レイノルズ,ティモシー・ハットン,ポール・マイケル・グレイザー,ダニー・デビートといった有名俳優が担当したエピソードもある。クリント・イーストウッドも[Vanessa in the Garden]というエピソードを監督している。特撮はILM、番組主題曲はジョン・ウィリアムズとスピルバーグ印の番組である。

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書籍情報:
「スピルバーグのアメージング・ストーリーズ」第1巻
[使命] [ヴァネッサの肖像] [自責の旅] [ミスター・マジック] [メイン・アトラクション] [幽霊列車] [1985年のサンタクロース] [子守] [別れの乾杯] [かつら連続殺人事件] [暁の出撃]
「スピルバーグのアメージング・ストーリーズ」第2巻
[手のなかの犯罪] [リモコン・パパ] [おじいちゃんの亡霊] [ファイン・チューニング] [屋根裏の老夫婦] [アラモから来た少年] [シークレット・シネマ] [ドロシーとベン] [時は金なり] [パパはミイラ]
(新潮文庫)絶版

CD情報:

Amazing Stories (Television Series - Scores To Episodes "The Mission" And "Dorothy And Ben")
(輸入盤CD)

DVD&ビデオ情報:
「世にも不思議なアメージング・ストーリー」
 [最後のミッション] [パパはミイラ] [真夜中の呪文]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー2」
 [驚異のフォーズワース] [幽霊列車] [結婚指輪]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー3」
 [グレイブル] [引っ越しの日] [キス・ミー]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー4」
 [いじわる家族といたずらドッグ] [ドロシーとベン] [メイン・アトラクション]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー5」
 [愛しのドール] [エスパー] [感謝祭の御馳走]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー6」
 [鏡よ、鏡] [凶弾] [Mr.マジック]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー7」
 [パンプキン競争] [ダイアナ] [ファイン・チューニング]
「世にも不思議なアメージング・ストーリー8」
 [21センチの恋人] [マジック・サタディ] [悪夢] [サンタが街にやってきた!]
(国内版VHS)廃版

2005年07月02日

番組ガイド:「怪奇ゾーンへようこそ」

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「怪奇ゾーンへようこそ」 The Hitchhiker は 、カナダで制作された30分のホラーアンソロジードラマで、1983年からHBO、1989年からはUSAネットワークで放映され、日本では1991年にテレビ東京から放映された。ヒッチハイカーがホスト役となって毎回、ゴシック,オカルト,モダンホラー,ファンタジーといった様々なテイストのホラーエピソードを紹介していく。ヒッチハイカー役は第1シーズンがニコラス・キャンベル、第2シーズンからはペイジ・フィッチャーが演じている。

CAST:
ヒッチハイカー(ニコラス・キャンベル→ペイジ・フィッチャー)

DVD&ビデオ情報:

The Hitchhiker - The Complete Seasons 1 & 2 (アメリカ盤DVD)

2005年06月23日

番組ガイド:「ベルフェゴールは誰だ?」

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ベルフェゴールとは、フランスの都市伝説の一種でルーブル美術館内を真夜中に歩き回る仮面の怪人のことです。1927年に映画『ヴィドック』の原作者=アンチュール・ベルネッドが新聞連載小説を発表し、同年にアンリ・デフォンテーヌ監督によるサイレント映画がヒットしたため、フランスではオペラ座の怪人や怪盗ファントマと並ぶ闇の世界のヒーローとなりました。1964年にフランスRTFで「ベルフェゴールは誰だ?」Belphegor ou le Phantom du Louvre(英語題名 Belphegor)が放映され、2000万人以上のフランス人をテレビの前に釘付けにしたといわれています。日本では1965年にテレビ朝日から放映されましたが、フランスほど話題にはならなかったようです。本国以外にはほとんどHPがないのでフランス人にとってのカルト番組といえます。2001年にはTVアニメとソフィ・マルソー主演の映画『ルーブルの怪人』が制作されました。広大で迷路のようになっているルーブル美術館、そこに出没するマントと仮面で被われた怪人ベルフェゴールの正体を追求する青年アンドレと謎の女性をめぐって不可思議な物語が展開する30分x13本のスリラードラマである。出演は人気シャンソン歌手=ジュリエット・グレコほか。

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CAST:
(ジュリエット・グレコ)
(フランソワ・シューメット)
(ルネ・ダリ)
(シルビー)

DVD&ビデオ情報:
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Belphegor, ou le fantome du Louvre : L'Integrale du feuilleton original - Coffret 2 DVD(フランス盤DVD)

2005年02月28日

番組ガイド:「13日の金曜日」

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「13日の金曜日」 Friday The 13th: The Series は、1987年〜90年までシンジケーション局で放映された60分のホラードラマである。日本ではビデオリリースが先行し、ローカル局から放映された。「13日の金曜日」のタイトルから想像される殺人鬼ジェイソンもクリスタル湖も登場しない。骨董品店 Curious Goods を営むベンドレディは呪われたアンティークを売るため悪魔と契約を結びます。しかし契約を撤回しアンティークの回収をはかりますが無残な最期を遂げます。ベンドレディの死により骨董品店を受け継いだ姪のミッキー・フォスターと従兄弟のライアン・ダリオンは、共同経営者ジャック・マーシャクと共に災いを招く呪われた品々を回収すべく邪悪な存在と戦っていきます。

CAST:
ライアン・ダリオン(ジョン・D・ルメー:古田信幸
ミッキー・フォスター(ルイーズ・ロビー)佐々木優子
ジャック・マーシャク(クリス・ウイギンズ):藤本譲 

DVD&ビデオ情報:
「伝説・13日の金曜日」
「魔界倶楽部/伝説・13日の金曜日2」
「魔界倶楽部/伝説・13日の金曜日3」
「魔界倶楽部・特別篇」
(国内版VHS)

2005年02月27日

番組ガイド:「ジム・ヘンソンのストーリーテラー」

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「ジム・ヘンソンのストーリーテラー」 Jim Henson's THE STORY TELLER は、1987年〜88年に制作された30分のファンタジー系アンソロジードラマである。日本ではNHKから吹替版で放映されている。映画『ダーククリスタル』や「セサミ・ストリート」で有名なマペットの名手=ジム・ヘンソンがヨーロッパの民話を題材に独創的なマペットキャラクターと俳優の共演によるファンタジックな映像世界を見せてくれる。ジョン・ハート扮する老語り部(ストーリーテラー)が暖炉の前でマペットの犬に語って聞かせるという印象的なオープニングで始まる。[ハリネズミのハンス][フィアノット][兵士と死][尽きたお話][幸運をもたらす子供][本当の花嫁][三羽のカラス][運命の指輪][心のない巨人]の9エピソードがある。

CAST:
老語り部(ジョン・ハート)


DVD&ビデオ情報:
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ジム・ヘンソンのストーリー...JIM HENSON'S THE STORY TELLER
「ジム・ヘンソンのストーリーテラー VOL.1」(国内盤DVD)
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ジム・ヘンソンのストーリー...JIM HENSON'S THE STORY TELLER
「ジム・ヘンソンのストーリーテラー VOL.2」(国内盤DVD)


番組ガイド:「フェアリー・テール・シアター」

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「フェアリー・テール・シアター」 Faerie Tale Theatre は、1982年〜87年まで6シーズン=27エピソードがSHOWTIMEで放映された60分のアンソロジードラマである。日本ではビデオリリースされている。世界的に有名な童話の数々を超豪華なキャスティング、例えば[おやゆび姫]キャリー・フィッシャー,ウィリアム・カット[3匹の熊]テイタム・オニール,ジョン・リスゴー[ナイチンゲール]ミック・ジャガー,バーバラ・ハーシー,マコ[美女と野獣]クラウス・キンスキー,スーザン・サランドン[ピノキオ]ジェームズ・コバーン,ジム・ベルーシ[三びきの子豚]ビリー・クリスタル,ジェフ・ゴールドブラム[こわがることをおぼえようと旅に出た男の話]ピーター・マクニコル,クリストファー・リー[シンデレラ]ジェニファー・ビールス,マシュー・ブロデリック[ハメルンの笛吹き]エリック・アイドル[赤ずきんちゃん]メアリー・スティンバージェン,マルコム・マクダウェル[カエルの王子さま]ロビン・ウィリアムズ,テリー・ガー,監督=エリック・アイドル[リップ・ヴァン・ウィンクル]ハリー・ディーン・スタントン,監督=フランシス・フォード・コッポラ[アラジンと魔法のランプ]ロバート・キャラダイン,レナード・ニモイ,ジェームズ・アール・ジョーンズ,監督=ティム・バートン...などで映像化して話題となった。子供向きということもあるが美術はコント番組のセットのように貧相であった。

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CAST:
ホスト(シェリー・デュバル)

DVD&ビデオ情報:
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Faerie Tale Theatre Collection (4pc) /...
「Shelley Duvall's Faerie Tale Theatre: The Complete Collection」(26 Faerie Tales, 4 Disc set)
」(アメリカ盤DVD)

番組ガイド:「怪奇の館 レイ・ブラッドベリ・シアター」

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「怪奇の館 レイ・ブラッドベリ・シアター」 The Ray Bradbury Theater は、作家レイ・ブラッドベリの短編を映像化した30分のSFファンタジー系アンソロジードラマである。HBOでスタートしたが、途中からシンジケーション局に移り、1985年〜92年まで7シーズン65エピソードが放映された。日本ではビデオリリースが先行し、"レイ・ブラッドベリSFシアター/デンジャラス・ゾーン"や"レイ・ブラッドベリSF怪奇劇場"や"世にも不思議なSFファンタジー""レイ・ブラッドベリ シリーズ"など複数のビデオタイトルが存在する。1993年10月から94年3月までテレビ東京で「怪奇の館〜レイ・ブラッドベリ・シアター」のタイトルで一部のエピソードが放映された。レイ・ブラッドベリ自身が全エピソードを脚色し製作も兼ねているので、シリーズ全体のトーンも統一されている。エグゼクティブプロデューサーとして「白バイ野郎ジョン&パンチ」のラリー・ウィルコックスも参加している。幻想派ブラッドベリはホラー・ファンタジー・SF短編の多作家であり、ほとんどが初映像化である。過去にミニシリーズ化されている《火星年代記》も新たに映像化されておりSFファンにも好評であった。ブラッドベリ自身がホストをつとめており、映画ポスターや特殊撮影フィギュアなどに囲まれた書斎に座るオープニングが話題になった。

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CAST:
ホスト(レイ・ブラッドベリ)

DVD&ビデオ情報:
「レイ・ブラッドベリSFシアター/デンジャラス・ゾーン@A」
「レイ・ブラッドベリSF怪奇劇場@〜E」
「世にも不思議なSFファンタジー@〜C」
「レイ・ブラッドベリ シリーズ/愛の再来」
「レイ・ブラッドベリ シリーズ/愛憎と恐怖」
「レイ・ブラッドベリ シリーズ/完全犯罪への挑戦」
「レイ・ブラッドベリ シリーズ/恐怖の使者」
「レイ・ブラッドベリ シリーズ/死者との遭遇」
「レイ・ブラッドベリ シリーズ/世紀末の恐怖」(国内版VHS)

「The Ray Bradbury Theater」(アメリカ盤DVD)

2005年02月03日

番組ガイド:「世にも不思議な物語」「ワン・ステップ・ビヨンド」「これは実話です」

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「世にも不思議な物語」One Step Beyond は1959年1月からABCで放映され、日本でも同年に日本テレビ系で「ワン・ステップ・ビヨンド」のタイトルでスタートし、その後「世にも不思議な物語」に改題し、さらに「これは実話です」に変更している。一般的には「世にも不思議な物語」のタイトルが知られている。番組はアメリカとイギリスの2ケ所のMGM撮影所で撮影されておりヨーロッパを舞台にしたエピソードがイギリスで撮影された。ゲストスターはウォーレン・ビーティ,ウィリアム・シャトナー,ドナルド・プリゼンス,クリストファー・リー,ロス・マーチン,ロバート・ロジア,ロバート・ランシング,イベット・ミミューなどが出演している。プロデューサーは「鬼警部アイアンサイド」「0088/ワイルド・ウェスト」のコリア・ヤングで、これはホラー作家ロバット・ブロックの別名である。原案・演出そしてストーリーテラーを担当したのは「0011/ナポレオン・ソロ」をはじめ「ヒッチコック劇場」「スリラー」「宇宙大作戦」「四次元への招待」「女刑事ペパー」「追跡者」などを演出しているベテラン監督=ジョン・ニューランドである。

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"あなたは今から10秒以内に電話のベルがなるんじゃないかと思ったり、街を歩いてて、この先に曲がってはいけない横丁があるなんて考えたことありますか?ある!それがあなたと未知の世界と接触した一つの証拠なのです"とジョン・ニューランドが語りはじめる。「世にも不思議な物語」は現実に起こった不思議な出来事、予知、時間旅行、奇跡、幽霊、妖精、呪い、超常現象などの実話をベースに映像化した30分のオカルトアンソロジードラマである。[Signal Received]ドイツの戦艦ビスマルクに一撃で撃沈されたイギリス巡洋艦HMSフッドの最期を予知した人々[Eye Witness] カラカトカ地震を体験し無意識の中で目撃記事を書く新聞記者[The Stranger] 地震の被災者3人を助けてくれた男は昔刑務所で死んだ囚人[The Avenger] 18世紀の暴君の狂乱の宴を描いた絵画が狂乱の現場を再現する[The Face] 子供の頃から繰り返す殺人の悪夢に出てくる血まみれの船員の顔を求めてデッキを歩くと...これら不思議な話、ちょっといい話、身の毛もよだつ話が毎回登場する。「ヒッチコック劇場」がミステリ系、「ミステリー・ゾーン」がファンタジーSF系、「スリラー」がホラー系、「アウター・リミッツ」がSF系で「世にも不思議な物語」はオカルト系といえよう。気味の悪いテーマ曲、砂丘の向こうへ続いて行く足跡、ジョン・ニューランドの淡々とした語り口が恐怖を増殖する。

one005.jpg One Step Beyond [The Wedding]
ナンシーとの結婚を控えていたコリンは、スキー事故にあった友人を見捨ててしまう。この時から彼にはchillがまとわりついていたのだ。[The Wedding]は[The Haunting]の別タイトルです。

1978年に「新・世にも不思議な物語」The Next Step Beyond としてリメイク版が制作され、日本でも1982年に放映されている。"あなたの影を追い求めて、どこまでもつきまとう得体の知れない影。扉を開き、ささやきかける不思議な出来事の数々。未知なる世界への旅立ち。今、あなたとご一緒に…" これはリメイク版の冒頭ナレーションで、ストーリーテラーは旧作と同じくジョン・ニューランドが担当している。

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CAST:
ストーリーテラー(ジョン・ニューランド):千葉耕市

CD情報:
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One Step Beyond / O.S.T.
「世にも不思議な物語」のオリジナルサウンドトラック

ビデオ&DVD情報:

「世にも不思議な物語」から48エピソードを収録(アメリカ盤DVD)
「新・世にも不思議な物語 VOL.1」字幕版(国内版VHS)
「新・世にも不思議な物語 VOL.2」字幕版(国内版VHS)

2005年01月30日

番組ガイド:「フロム・ザ・ダークサイド

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「フロム・ザ・ダークサイド」Tales from the Darkside は、映画『ゾンビ』『クリープショー』でおなじみのホラー映画の帝王=ジョージ・ロメロが制作した30分のホラーアンソロジードラマで1983〜88年までシンジケーション局で4シーズン=90エピソードが放映されました。日本ではビデオリリースが先行し、今でもビデオショップのホラー映画の棚に並んでいます。スティーヴン・キングやクライヴ・バーカー,ハーラン・エリソンなどの諸作を中心にホラーストーリーが展開します。いくつかのエピソードではコメディタッチも見られますが、ほとんどは不気味なタッチで演出されており、ひねりの効いた陰惨なオチで終わります。1990年に3話構成の映画版『フロム・ザ・ダークサイド/3つの闇の物語』Tales from the Darkside:The Movie が制作されました。

番組ガイド:「ヒッチコック劇場」「ヒッチコック・サスペンス」「ヒッチコック劇場86」

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「ヒッチコック劇場」 Alfred Hitchcock Presents はサスペンス映画の巨匠アルフレッド・ヒッチコックが制作総指揮とストーリーテラーを担当した30分のサスペンスアンソロジーである。1955年9月にCBSでスタート、途中からNBCに移って1962年6月まで266エピソード(1エピソードのみ60分)が放映された。日本では1957年に日本テレビ、後にTBSから放映された。オリジナルシナリオと有名作家(コーネル・ウールリッチ、フレデリック・ブラウン、ヘンリー・スレッサー、ジョン・コリア、レイ・ブラッドベリー、ロアルド・ダール、ロバート・ブロックなど)の作品をブラックユーモアとツイストのきいたヒネリを盛り込んで映像化しており、ロバート・アルトマン、リチャード・ドナーらが演出している。ヒッチコック自身は19エピソードを演出しており、[復讐]というエピソードは...夫カールの留守中に何者かに暴行された妻エルザ。二人で犯人を探し始める。"あの男よ"エルザが云った男をカールは鉄の棒で叩き殺した。その帰り道に別の男を見てエルザは云った"あの男よ"...その他[生と死の間][酒蔵]など。ゲストはスティーブ・マックィーン、チャールズ・ブロンソン、ロバート・レッドフォード、ピーター・ローレ、ロバート・デュバルなど豪華である。冒頭とラストのヒッチコック登場場面は吹き替えの熊倉一雄の話し方がヒッチコックの風貌とぴったり合って評判になった。番組のトレードマークと云えるヒッチコックのシルエットとテーマ曲♪[あやつり人形の葬送行進曲]は有名である。

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1962年6月に終了した番組は60分に拡大され、同年9月からCBSで「ヒッチコック・サスペンス」 The Alfred Hitchcock Hour として復活、途中からNBCに移り1965年5月まで54エピソードが放映され、日本では1963年にフジテレビで放映された。ジョアン・ハリスンとノーマン・ロイドが制作総指揮にまわり、ヒッチコックは引き続きストーリーテラーを担当した。今回はコーネル・ウールリッチ、エラリー・クイーン、H・G・ウェルズ、レイ・ブラッドベリー、ロバート・ブロック、ヘンリー・スレッサー、リチャード・レビンソン&ウィリアム・リンクらの作品が映像化された。シドニー・ポラック、ウィリアム・フリードキンらが演出し、ヒッチコックの演出作は1話のみである。ヒッチコックは冒頭と中盤とラストに登場しており、吹き替えは当初は三島雅夫だったが後に熊倉一雄にもどっている。

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「ヒッチコック劇場86」 Alfred Hitchcock Presents (1985) は、1985年5月に4エピソード構成のパイロット版が放映され、同年9月からNBCで放映がスタートし、途中からUSAネットワークに移って1989年7月まで4シーズン放映された。日本では1986年にテレビ東京で第1〜第2シーズンが放映された。「ヒッチコック劇場86」は旧作「ヒッチコック劇場」「ヒッチコック・サスペンス」で人気のあったエピソードをリメイクした30分のサスペンスアンソロジーである。「ヒッチコック劇場」「ヒッチコック・サスペンス」のエピソードがすべて日本で放映されたわけではない。シナリオには現代の世相に合わせた変更がなされ、旧作のモノクロのヒッチコック登場シーンはコンピューター処理でカラー化して挿入している。吹替はもちろん熊倉一雄が担当しており、まさに甦る《ヒッチコック劇場》である。近年、CSやBSでは《ヒッチコック劇場》として60分版の「ヒッチコック・サスペンス」が放映されているが、ヒッチコックが制作総指揮から降りたことや彼自身が短編小説的なツイストやオチを好むことからも、本来《ヒッチコック劇場》のテイストは30分版の「ヒッチコック劇場」にあるのではないだろうか。

番組国内サイト:
HANDMADE
http://members.jcom.home.ne.jp/geshicchi/index.htm
Alfred Hitchcock Presents Home Page
http://www.enjoy.ne.jp/~ayahiro/hitch/hitchtv.html

ビデオ&DVD情報:
ヒッチコック劇場傑作選「「生と死の間/神よ許し給え」【字幕版】
 (国内版VHS)
ヒッチコック劇場傑作選「兇器/亡霊の見える椅子」【字幕版】
 (国内版VHS)
ヒッチコック劇場傑作選「酒蔵/バアン!もう死んだ」【字幕版】
 (国内版VHS)
ヒッチコック劇場傑作選「女性専科第一課 中年夫婦のために/ベラム氏の事件」【字幕版】
 (国内版VHS)
ヒッチコック劇場 第一集Alfred Hitchcock Presents Box Vol.1 (国内版DVD)
[生と死の間][ペラム氏の事件][酒蔵][もうあと一マイル][賭][神よ許し給え]収録
ヒッチコック劇場 第二集Alfred Hitchcock Presents Box Vol.2 (国内版DVD)
[兇器][亡霊の見える椅子][女性専科第一課 中年夫婦のために][毒蛇][殺人経験者][バアン!もう死んだ]収録
ヒッチコック劇場 第三集Alfred Hitchcock Presents Box Vol.3 (国内版DVD)
[復讐][雨の土曜日][越してきた人][黄金のセダン][事故死構成法][渇き]+[狂神の炎](ボーナスエピソード)収録
ヒッチコック劇場 第四集Alfred Hitchcock Presents Box Vol.4 (国内版DVD)
[完全なる犯罪][アルプスの悲恋][会葬者][脱税婦人][悪徳の町][指]+[ひき逃げを見た](ボーナスエピソード)収録
新・ヒッチコック劇場 (国内版VHS)
「ヒッチコック劇場86」の [指][バァン! もう死んだ]ほか収録

2005年01月23日

番組ガイド:「オーソン・ウェルズ劇場」

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コナン・ドイル,O・ヘンリー,モーパッサンなど世界的な文豪やスタンリー・エリンなど現代ミステリ作家たちのホラー系,スリラー系の短編小説を映像化した「オーソン・ウェルズ劇場」Orson Welles Great Mysteries は名優オーソン・ウェルズがストーリーテラーをつとめるVTR収録の30分アンソロジードラマである。イギリスのUNICORN FILMSが制作し、1973年〜74年にCBSで放映され、日本では1977年にテレビ朝日系で26本が放映されている。ジョン・バリーの印象的なテーマ曲に乗ってオーソン・ウェルズが登場して今宵の物語を紹介する。ドラマが終わると再び登場し、気の利いた台詞で締めくくって終わる。かつて、ウェルズが録音した怪談のレコードは聴いただけで鳥肌が立つとさえ云われた演技力と声である。ウェルズが話す部分のみ字幕スーパーになっており、これは懸命な判断であった。第1話はW・W・ジェイコブの[猿の手]が原作である。ホワイトは、退役したモリス軍曹が外地から持ち返った3つの願いごとをかなえてくれるという"猿の手"を強引に譲ってもらった。だが"猿の手"は願いがかなうと大事なものを一つ失うという。ホワイトの一人息子ハーバートは冗談半分にお金持ちになりたいと願う。翌日、ハーバートが事故死し、保険金がホワイト夫妻に届けられる。夫妻は息子を生き返らしてくださいと2つめの願いをする。ある夜、ドアを激しく叩く音がする。本当に息子なのか...願いはあと一つ。スタンリー・エリンの[月並みな女]を原作とした第4話[先妻の亡霊]は画家の二度目の妻エリザベスが胸にナイフを突き刺されて死んだ。十年前、無名の画家だったポールは先妻ニコルが引き合せた画商に認められて有名になった。やがてポールはエリザベスと親しくなり、結婚するためニコルと別れた。ニコルは自殺した。ニコルは亡霊となりポールの絵を通じてエリザベスを襲った。この番組はニッカウィスキーがスポンサーになっており"Perfection"と呟くウィスキーのCMも話題になった。

サブタイトル:
01.猿の手
02.スキャンダル写真
03.海賊の復讐
04.先妻の亡霊
05.悪夢の果て
06.燃えつきた札束
07.おとり取材
08.消えた姉妹
09.ナポリの再会
10.理髪師の第六感
11.校長殺害事件
12.奇怪な寝室
13.消えた極秘メモ
14.重役夫人の条件
15.亡霊の復讐
16.夫と妻の間
17.呪いの部屋
18.容疑者
19.嵐
20.ある告白
21.亡命者の正体
22.汚い人形
23.皮肉なアリバイ
24.大佐の遺言
25.張り出し窓
26.仕組まれた結婚
※この他に3エピソードが日本未放映ですが公式には26本です

CAST:
ストーリーテラー:オーソン・ウェルズ

番組ガイド:「事件記者コルチャック」

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「事件記者コルチャック」Kolchak:The Night Stalker は、ラスベガスで起きた吸血鬼事件を追う記者カール・コルチャックの活躍を描いた1973年のTVムービー「The Night Stalker」に始まります。ABCで放映された「The Night Stalker」は高視聴率で話題となり、1973年のエドガー賞TVシリーズ部門を受賞しています。ABCでは同年に続編としてTVムービー「The Night Strangler」を放映しました。シアトルで起きた脳髄液を吸い取る連続殺人事件にコルチャックが挑む物語です。2本のTVムービーはジェフ・ライスの原案を元に怪奇作家リチャード・マシスンが脚本を書き「ダーク・シャドーズ」のプロデューサー=ダン・カーチスが制作しました。ABCはTVシリーズ化を決定し、1974年9月から60分のホラードラマとして放映が開始されました。日本では1976年に日本テレビ系で放映されました。

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シカゴのインデペンデント通信社の記者カール・コルチャックが、超常現象や怪奇な事件をカメラとテープレコーダーを手に調査していきます。毎週、切り裂きジャックや狼男、女吸血鬼やゾンビ,魔女や亡霊,ワニトカゲなどのモンスターが登場しました。女吸血鬼は「The Night Stalker」の後日談という設定でした。狼男の弱点は"銀の弾丸"と誰でも知っているが、切り裂きジャックやワニトカゲの弱点は?専門家にたずね、古書を漁って退治方法を見つけたコルチャックの命を賭けた戦いが始まります。コルチャックが扱う不可解な事件には確たる証拠が残りません、隠蔽され圧力がかかって決して公になることはないのです。ホラードラマというと暗くなりがちですが「事件記者コルチャック」はコルチャック役のダレン・マクギャビンの好演と日本語版の大塚周夫の熱演でユーモラスに描かれていました。ダレン・マクギャビンは「マイク・ハマー」「はみだし野郎」などの主演シリーズがあり、クレジットはされていませんが本シリーズではエグゼクティブプロデューサーもつとめています。上司ヴィンセント役のサイモン・オークランドは「刑事トマ」や海外ドラマのゲストとしてもおなじみです。「事件記者コルチャック」は原案者ジェフ・ライスがTVシリーズ化の許可はしていないと訴えたため1シーズン=20エピソードで終了してしまいました。近年「Xファイル」を制作する際のベースとなったTVシリーズとして有名になりました。ABCは2005年9月からリメイク版「ナイトストーカー」Night Stalker を放映します。

サブタイトル:
01.炎に浮かぶ怨霊の影
02.恐怖の切り裂きジャック
03.満月に出る狼男の恐怖
04.悪魔に魂を売った男
05.マネキンにのり移った悪霊
06.悪魔の植物人間
07.生き返った死体ゾンビ
08.よみがえる地底の怪神
09.闇に牙をむく女吸血鬼
10.地獄をさまよう悪霊ラクサシャ
11.永遠の宝石を創る魔術師
12.凍結細胞から生まれた北極原人
13.心臓を抉るアステカのミイラ
14.闇に舞う爆走首なしライダー
15.地獄の底からはい上がる女悪魔
16.地底怪獣ワニトカゲの影
17.愛を知った機密ロボットの宿命
18.虐殺の血に飢える亡霊騎士
19.若さを奪うギリシャの妖女
20.骨髄を吸い取る宇宙の怪物体

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CAST:
カール・コルチャック(ダレン・マクギャビン):大塚周夫
トニー・ヴィンセント(サイモン・オークランド):木村幌
ロン・アップダイク(ジャック・グリンナージ):富山敬
エミリー・カウルズ(ルース・マックデヴィッド)

ビデオ&DVD情報:
「魔界記者コルチャック/ラスベガスの吸血鬼」(国内版VHS)
TVムービー「The Night Stalker」のビデオ化 1989年
※「魔界記者コルチャック/脳髄液を盗む男」
(「The Night Strangler」は宮崎某の事件を考慮して発売中止となった)
「事件記者コルチャック/ナイト・ストーカー」(国内版VHS)
TVムービー「The Night Stalker」の再ビデオ化 1997年
「事件記者コルチャック/ナイト・ストラングラー」(国内版VHS)
TVムービー「The Night Strangler」の初ビデオ化 1997年
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「事件記者コルチャック 完全版」T〜] 字幕版 1998年(国内版VHS)
「事件記者コルチャック 完全版」T〜] 吹替版 1998年(国内版VHS)

 
TVムービー「The Night Stalker 」「 The Night Strangler」収録(アメリカ盤DVD)
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Kolchak: The Night Stalker Collector's Edition : They Have Been, They Are, They Will Be... & Mr. R.I.N.G.
「事件記者コルチャック」(アメリカ版VHS)

2004年07月29日

番組ガイド:「真夜中の恐怖」「世にも不思議な出来事」

williamcastle.jpg ←Circle of Fear撮影中のウィリアム・キャッスル(中央)

「真夜中の恐怖」「世にも不思議な出来事」は、『ローズマリーの赤ちゃん』など数多くの恐怖映画を制作したプロデューサー=ウィリアム・キャッスルが超自然の恐怖を描いた60分のホラーアンソロジードラマである。恐怖小説やSF小説、怪奇実話などに番組の素材を求め、呪いやたたり、霊魂や吸血鬼などの古典的テーマに現代風なアレンジを加えた物語となっている。ストーリーテラー/ウィントン・エセックスはホテルオーナーとして物語を紹介する。マーチン・シーン,デビッド・バーニー,エリザベス・パーキンス,デビッド・ソウル,アンジー・ディッキンソンらがゲスト出演している。

この番組は題名変更があるので題名に関して整理すると以下のようになる。
(1)1972年3月にパイロットエピソード[The New House]がNBCから放映される
(2)1972年9月〜12月まで Ghost Story の題名でNBCから放映される、ストーリーテラー/ウィントン・エセックス(セバスチャン・キャボット)が登場する
(3)Circle of Fear に題名変更され、1973年1月〜3月までNBCから放映される、 セバスチャン・キャボットの番組降板によりストーリーテラーは登場しない
(4)1975年7月に Ghost story と Circle of Fear が「真夜中の恐怖」の題名でフジテレビで放映される
(5)その後「世にも不思議な出来事」と題名変更される
(※)日本でのオープニングタイトルは Ghost Story のものが使用されているが Circle of Fear にもテーマ曲がある。

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CAST:
ストーリーテラー/ウィントン・エセックス(セバスチャン・キャボット):高木均

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