2006年01月29日

番組の次回予告はお好きですか?

最近は短かったり全然無かったりするが、次回予告というのが結構好きである。「電撃スパイ作戦」は地上波での再々放送あたりまで矢島正明のナレーションとテンポのいいテーマ曲が流れる次回予告が放映されていた。スーパーチャンネルの放映ではまるっきりカットされてしまっていたが、[偽装自殺事件]と[不死の墓場]はこんな感じでした。

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2005年10月23日

海外ドラマこぼれっ話:『腰抜け列車強盗』のヒーローたち

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1959年にボブ・ホープが主演した『腰抜け列車強盗』Alias Jesse James という映画がある。保険会社外交員ミルフォードがニューヨークにやってきたジェシー・ジェームスという男を生命保険に加入させたが、彼が賞金付きのお尋ね者とわかり、保険証書を取り戻し、取り戻すまでは彼の生命を守れとの社命を受けたミルフォードが繰り広げる冒険(ドジの数々)を描いたウェスタンコメディである。お話はボブ・ホープのノリですすんでいくのであるが実はノンクレジットですごい面々がカメオ出演しているのである。ブレット・マーベリック役でジェームズ・ガーナー、マット・ディロン役でジェームス・アーネス、アニー・オークレー役でゲイル・デイビス、ワイアット・アープ役でヒュー・オブライエン、デイビー・クロケット役でフェス・パーカー、トント役でジェイ・シルヴァーヒールスなどなど、すなわち「マーベリック」「ガンスモーク」「アニーよ銃をとれ」「保安官ワイアット・アープ」「デイビー・クロケット」「ローンレンジャー」のキャラクターが登場しているのである。もともとボブ・ホープ作品は、腰抜けシリーズも珍道中シリーズも映画会社やスターをからかったお遊びが多いのであるが、TVウェスタンヒーローの豪華顔合わせはファンにはとても楽しいものです。ここに書いた以外にもカメオ出演のスターはいるのですが数が多いので割愛しました。尚、ゲーリー・クーパーとビング・クロスビーも西部劇なのに本人役でカメオ出演している。
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2005年08月09日

海外ドラマこぼれっ話:刑事コロンボがやって来た頃

NHKは1970年4月から東京と大阪でUHF(極超短波帯)14chによる試験放送を開始しました。試験放送のため全日ではなく1日数時間の限定で、しかも総合テレビと教育テレビの番組の混在編成だったので、とりたてて見たい番組もありませんでした。ところが1972年4月、日曜夜の大河ドラマ「新・平家物語」の終了後にTVムービーの放映枠が登場したのです。TVムービーはTBSで「ウィンチェスター銃73」1970.12.19「あるスパイの運命」1971.12.29、テレビ朝日で「夜空の大空港」1972.2.20などが放映済みでしたが、NHK-UHFではユニバーサルTV作品を中心に放映されました。この中にパイロット版「殺人処方箋」を含む「刑事コロンボ」が含まれていたのです。しかも「刑事コロンボ」は月1回のスローペースでの放映でした。NHK-UHFはあくまでも試験放送だったので、当時の一般紙の番組欄は小さなタイムテーブルのみ、TVガイド誌でも半ページのタイムテーブルとTVムービーかスペシャルの番組紹介がひとつだけというさびしさでした。NHKも積極的にPRはしていなかった。当時、UHF局は横浜にテレビ神奈川、神戸にサンテレビがありましたが、東京・大阪にはUHF局はなかったのです。

<NHK-UHFのTVムービーラインアップ(1972-73)>

1972年
「男ひとたび立てば」1972.4.1
「記憶の鍵」1972.4.9
「もうひとりの男」1972.4.24
「失踪(前)」1972.6.18
「失踪(後)」1972.6.25
「遺産相続人」1972.7.23
「殺人処方箋」1972.8.27
「刑事コロンボ/2枚のドガの絵」1972.10.22
「刑事コロンボ/構想の死角」1972.11.26
「刑事コロンボ/もう一つの鍵」1972.12.27
1973年
「刑事コロンボ/指輪の爪あと」1973.1.21
「華麗な共犯者」1973.2.18
「刑事コロンボ/パイルD−3の壁」1973.2.25
「刑事コロンボ/死の方程式」1973.3.18
「刑事コロンボ/死者の身代金」1973.4.22
「じゃじゃ馬西部を行く」1973.5.06
「地下室の男」1973.5.20
「刑事コロンボ/悪の温室」1973.5.27
「大空の恐怖」(恐怖のエアポート) 1973.6.17
「刑事コロンボ/アリバイのダイヤル」1973.6.24
「悪夢の週末」1973.7.15
「二つの恋」1973.7.22
「刑事コロンボ/ロンドンの傘」1973.7.29
「亡霊の館」1973.8.15
「刑事コロンボ/偶像のレクイエム」1973.8.26
「ジェット機奪回指令」1973.9.16
「走れサイモン」1973.9.23
「刑事コロンボ/黒のエチュード」1973.9.30
「罪の背景」1973.10.21
「刑事コロンボ/溶ける糸」1973.10.28
「刑事コロンボ/断たれた音」1973.11.25
「聖なる夜」1973.12.16
「刑事コロンボ/二つの顔」1973.12.23

キネマ旬報(TVムービー評)など映画雑誌で「刑事コロンボ」の面白さが紹介され、知名度が上がってきました。NHK-UHFでは見たくても見られない人が多かったのですが、1973年7月にようやくNHK総合テレビでの連続放映が始まります。同じ頃、NHK-UHFでは「刑事コロンボ」の第2シーズンを放映していました。NHK-BS2で先行放映する「ER:緊急救命室」みたいなものでしょうか。「刑事コロンボ」は総合テレビが連続放映のため、やがてNHK-UHFでの放映に追いついてしまいます。その他のTVムービー、例えばルイ・ジュールダン主演のミステリ「記憶の鍵」、ロイ・シネス主演のサスペンス「もうひとりの男」、ロイド・ブリッジス,ジーン・バリー共演のスリラー「遺産相続人」、リチャード・ウィドマーク他TVスター出演の政治サスペンス「失踪(前・後)」、ダグ・マックルア主演の航空パニック「大空の恐怖」(恐怖のエアポート) 、デビッド・マッカラム主演のオカルトホラー「亡霊の館」、ピーター・デュエル主演のアクション「ジェット機奪回指令」、キム・ダービー主演のSF「不思議な村」、ピーター・ローフォード主演のエラリー・クイーンもの「青とピンクの紐」などはNHK-UHFの放映後にNHK総合テレビから単発で放映されました。
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2005年07月23日

海外ドラマこぼれっ話:昔は海外ドラマの漫画があった

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<海外ドラマの漫画>というマニアックなジャンルがある。海外ドラマである以上、日本の漫画家による作品である。番組の放映時期に合わせてTV局とのタイアップで少年漫画誌に連載されたものである。松本あきら名義で松本零士が【日の丸】に連載した「ララミー牧場」あたりが最初だろうか。松本零士にはウェスタンやガンをテーマにしたものも多いので、この選択は間違ってはいないが、ジェスやスミスのキャラクターよりガンファイトやストーリー性を重視した松本零士版「ララミー牧場」であった。このジャンルで一番有名なのは、さいとうたかをが【冒険王】に連載した「0011/ナポレオン・ソロ」であろう。さいとうたかをは【ボーイズライフ】に『007』を連載していたこともあってスパイ物のナポソロも手がけたらしい。ロバート・ボーンよりガッシリしたソロと、デビッド・マッカラムよりお茶目なイリアというのは、番組ファンにはNGかもしれないが、オリジナルのスパイストーリーは『ゴルゴ13』に繋がる作品となった。【冒険王】には『スーパージェッター』でおなじみの久松文雄が少年ガンマン風の「0088/ワイルド・ウェスト」を連載していた。

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【まんが王】には影丸譲也が「ラット・パトロール」を、桑田次郎(桑田二郎)が「インベーダー」を連載している。「ラット・パトロール」は冒険アクション要素が濃い作品になっていた。「インベーダー」はデビッド・ビンセントが日本を舞台にインベーダーの陰謀に立ち向かう物語になっている。『8マン』『キングロボ』『超犬リープ』と代表作にSF漫画が多い桑田次郎のアメコミ風の絵は、桑田次郎版「インベーダー」であっても十分に楽しめるものだった。また、桑田次郎は【少年画報】に「バットマン」を連載しており、シャープなバットマンとロビンはカッコよかった。「グリーン・ホーネット」は、あすなひろしが【少年】に連載している。江波譲二は【少年サンデー】に、朝丘光志は【少年ブック】に「キャプテン・スカーレット」を連載している。「タイム・トンネル」は【冒険王】に連載されていたが、漫画家が毎月交替しているのが特長であった。小沢さとるは第七騎兵隊をあつかっていたが、堀江卓、桑田次郎らはオリジナルな物語を描いている。「0011/ナポレオン・ソロ」は全3巻の単行本となっているが、他の作品は版権の問題があり、簡単に復刻できそうもない。
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2005年07月22日

海外ドラマこぼれっ話:ラジオドラマ「プリズナー」

「プリズナーNO.6」のノベライズとして紹介されるトマス・M・ディッシュの「プリズナー」は、いわゆる原作ではなく、放映エピソードとも関連性がなく、ノベライズ権を買ったSF系の出版社が、当時ニューウェーブの旗手として知られたトマス・M・ディッシュに依頼したものである。当然TVドラマにはなっていないのだが、実はラジオドラマとして放送されているのである。NHK−FMだったかFM東京だったか忘れたのだが、主人公を勝部演之が担当していた。「プリズナー」を未読のまま「プリズナーNO.6」を期待して聴いたランバルディには!?な物語であった。
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海外ドラマこぼれっ話:君はスーパーニッカのCMを見たか?

1982年の初夏、海外ドラマをネタにしたCMが放映されたことがあります。♪セブンティセブンサンセット〜と流れ「サンセット77」のエド・バーンズが、♪ハワイアンアーイ〜と流れ「ハワイアン・アイ」のコニー・スティーブンスが、♪サーフサイドシックス〜と流れ「サーフサイド6」のトロイ・ドナヒューが、そして♪草は青く〜と流れ「ララミー牧場」のロバート・フラーが出演する"スーパーニッカ"のCMです。おなじみの番組テーマ曲にのって、ちょっと老けた(太った)なつかしい顔が、当時のスタイルで微笑みながら"スーパーニッカ"というものでした。この年の9月にはニッカが番組スポンサーになってテレビ朝日から「サンセット77」「ハワイアン・アイ」「サーフサイド6」の1エピソードずつがゴールデンタイムに放映されました。
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2005年06月18日

海外ドラマこぼれっ話:アイアンサイドのため息

昔は海外ドラマの放送中にドラマの音声が全く出ない→"そのまましばらくおまちください"のテロップ→タイムラグが発生し画面と声がずれる→英語音声のみが出たりといった送り出し装置のトラブルによる珍事が多かったのである。まだ音声多重(主音声/副音声)で放送していなかった時代、「鬼警部アイアンサイド」の放映時にもトラブルが起こり、数分間は英語音声のみで放送されたことがある。「鬼警部アイアンサイド」をご覧になっていた方はご存知だろうが、アイアンサイド警部は一瞬ため息をついてからしゃべり始めるくせがある。それまで何でため息をつくんだろうと思いつつ観ていたのであるが、初めてレイモンド・バーの英語音声を聴いてみたら、レイモンド・バー自身が台詞を云う際に一瞬ため息をついてからしゃべり始めていたのである。つまり、声優=若山弦蔵はレイモンド・バーの台詞まわしのくせまで完璧に吹替ていたのである。
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2005年06月14日

海外ドラマこぼれっ話:このミニはいつか観たミニ

マイケル・ケイン主演のイギリス映画『ミニミニ大作戦』は、金塊を強奪したイギリスの強盗団が英伊サッカー試合で熱狂するミラノ市で交通渋滞を発生させ、大混乱となった街中を3台のミニで颯爽と逃走するカーアクションが目玉の泥棒映画の傑作である。(マーク・ウォルバーグ主演の『ミニミニ大作戦』は本作のリメイク)「冒険野郎マクガイバー」の[少女イアナ]は、ハンガリーのブタペストからオーストリアに逃げるため3台のミニで開催中のロードラリーに便乗して警察を巻くエピソードである。お気づきと思うがミニが活躍するシーンは『ミニミニ大作戦』からのフィルム借用なのである。マクガイバーの服装も『ミニミニ大作戦』のドライバーとよく似たレーシングスーツを着ており、ヘルメットもかぶっているので編集で上手くつないであると映画からの借用とはとても思えないのである。もちろん正式に許可を得て使用しているのだが、知らないで観ているとこのエピソードは結構スタントにお金かけてるなあ、マクガイバーって運転上手いなあとか思ってしまう。アメリカのTVシリーズにはこういった映画からフィルム借用して編集しているケースがたまにある。「バイオニック・ジェミー」の[グランドツーリー管制室応答なし]にはユニバーサル映画『アンドロメダ』の宇宙細菌が、「犯罪捜査官ネイビーファイル」にはパラマウント映画『トップガン』のトムキャットが、「タイムトンネル」の[スパイと怪獣]には20世紀フォックス映画『失われた世界』の恐竜が使われている。元ネタ探しはたくさんの映画を観ていないとむずかしいが見つけた時は思わずガッツポーズになってしまう。

  
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